広がる「家庭ごみ処理有料化」、メリット・デメリットは?

まとめ
家庭ごみ処理有料化は、ゴミ排出量の削減やリサイクルの推進など大きな効果が得られるとのデータがありました。
市民の金銭的負担などデメリットがあるため、費用負担の公平性を確保することが自治体には求められます。
2024年09月18日
家庭ごみ処理有料化は、ゴミ排出量の削減やリサイクルの推進など大きな効果が得られるとのデータがありました。
市民の金銭的負担などデメリットがあるため、費用負担の公平性を確保することが自治体には求められます。
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2024年09月16日
マンスリー賃貸は、月ぎめ賃貸マンションとも呼ばれています。マンスリーとは、月単位という意味で、1か月~1年以内の
短期契約で入居者が居住することを前提とされている物件です。
一般の賃貸住宅は1年単位など長期の居住契約を結ぶ仕組みで、初回の居住契約をする際に、敷金、礼金、仲介手数料といった
初期費用と保証人または保証会社への加入が必要となります。
一方でマンスリー賃貸の場合は、一般的に初期費用は不要です。保証人は物件によって必要な場合があるため、契約する際には
必ず確認しましょう。
マンスリー賃貸は、家具だけでなく水道光熱費も月々に家賃に含まれている場合が一般的です。
鍵さえ受け取ればすぐに暮らすことができる点が大きな特徴です。
なお、同様の仕組みを持つ賃貸物件で月単位ではなく週単位での居住契約をする契約の仕方もあります。
こちらは、さらに短期での居住者向けです。何日か続けて滞在する場合ホテルは宿泊機能に特化されるので日常生活には
適しません。
また一般賃貸では入居時に複雑な手続きと高額な手数料が必要になり、短期居住には不向きです。
これらの差を埋める位置づけにある中間的な存在が、マンスリー賃貸であると考えられます。
マンスリー賃貸のメリットは数多くありますが、まず生活に必要な家具や家電が備え付けられているため、大がかりな引っ越しが必要ありません。
入居時に支払う初期費用も一般賃貸よりかなり安く済みます。
一般賃貸の入居契約には目安として「家賃の5ヵ月分」ほど必要だといわれますが、マンスリー賃貸の入居契約には清掃費用と家賃+光熱費+管理費、鍵交換費用(物件による)だけで済みます。
インターネット回線が完備されている物件も多く、一定の期間を要する回線の移転手続きも不要です。
また、一般賃貸より入居審査が厳しくない点もメリットに挙げられます。
身分証明書で本人確認が取れればすぐに入居を認めてもらえるケースが多く、できるだけすぐに住み始めたい方には助かるでしょう。
電気やガス、水道なども自分で手続きすることなく、入居後すぐに使い始められます。
マンスリー賃貸のデメリットは、事前に内見できない点です。
気になる方は室内の様子をWebで見たり、スタッフに部屋の状況を詳しく問い合わせたりするなど確認が必要でしょう。
また、マンスリー賃貸に入居する方の生活スタイルは、一般賃貸よりも多様になりがちです。
長期出張中の方や単身赴任中の方、観光滞在の方や外国から来た方などが多く暮らす傾向があり、入居者間の生活時間も合わないことが多くなります。
人によっては、快適に過ごせる環境ではない可能性も考慮しましょう。
子育て世帯がマンスリー賃貸への短期入居を考えるケースでは、その背景に特別な目的や事情があることも多いと思います。
ここでは子育て世帯がマンスリー賃貸で暮らす際のメリット・デメリットを見ていきましょう。
家の購入を検討しているときや、新居へ引っ越す前に短い間だけ暮らしてみて周辺環境を調査する目的に最適です。
引っ越す前に街に慣れておきたい、または希望の物件をじっくり探したいと考えているなら、マンスリー賃貸はお試し居住にぴったりの物件といえるでしょう。
また一戸建て住宅の新築時や、家の建て替え・リフォームをする際の建築期間中の仮住まいにも向いています。
マンスリー賃貸に子育て世帯が暮らすデメリットは、一般賃貸よりも家賃相場が高めに設定されている点です。
理由としては、家具や家電、電気・ガス・水道・インターネットなどのインフラがすでに備わっていることや、短期入居者しかいない点が考えられます。
家具・家電がすでに用意されているため、自分好みのインテリアへ変更することができない点は、人によってはデメリットになります。
また、マンスリー賃貸の多くの物件では、身分証明さえできればどなたでも入居することができます。
そのため同じ建物内にどのような人が住んでいるか把握しにくく、小さな子どものいる世帯が入居する際は心配事が多くなるかもしれません。
またマンスリー賃貸に1年以上住み続けるというケースはあまりないこともあり、多くの物件で住民票を移動することが不可とされています。
子育て世帯にとって、住み替え時のお試し入居や仮住まいなどに利用できる賃貸物件探しは悩みの種になりがちです。
「今すぐ住み始め、短い間だけ暮らしてすぐ退去したい」というニーズに、一般の賃貸物件はあまり向いていません。
マンスリー賃貸の存在を知っておくと役に立ちます。
マンスリー賃貸のメリットやデメリットをあらかじめ把握しておき、必要なときにすぐ手配できると家族にも負担がかかりませんよね。
建て替えや周辺環境を確認したいと考えている方は、ぜひマンスリーを検討してみてください。
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2024年09月11日
良さそうな部屋を見つけたので不動産会社に連絡。店舗を訪れて内見を希望すると
「既に入居が決まってしまいました」との返事が……。「せっかく不動産屋さんに行ったのに物件を見られなくて残念だった」、
「その部屋に住む想像をしていたのにがっかりした」と思いますよね。
「本当にその物件はあったのかな?だまされた気分…」「もしかしておとり物件だったの?」と思う人もいるかもしれません。
では、どのようにすれば、「おとり物件」を見分けられるのでしょうか。
「おとり物件」とは、不動産ポータルサイト(SUUMOなど)に掲載されているのに、
「現実に存在しない物件」「建物はあるけれども実際には入居できない物件」のことをいいます。SIRE代表取締役の木津さんは「おとり広告やおとり物件は大きくわけて、意図して掲載されているものと、ミスや仕組みによってどうしても生まれてしまうものがある」と解説します。
そもそも、「おとり物件」が生まれる背景には
昨今では、架空の物件を掲載するなどの悪意をもったおとり物件は、倫理的な観点やポータルサイトや不動産公正取引協議会の規定等が厳しくなったこともあり、あからさまに行う不動産会社は少なくなりました。
一方で、不動産会社は、契約申し込みが入ったことを知っていてもすぐに取り下げたりせず、来店時に入居が決まったと伝えるということは、現実にはまだあるようです
一方で、意図しないミスやリアルタイムに情報が共有されない不動産業界の構造上、できてしまう「おとり物件」があります。
それを理解するためには、まず不動産会社の種類を知る必要があります。不動産会社には、大きく分けて「元付会社(オーナーから直接物件を預かっている)」と「客付会社(他社から物件情報を収集している)」の2種類があります。
◆オーナーから物件の募集を直接預かっている会社(元付け会社)…不動産の所有者(大家さん)から物件の管理、入居者の募集を直接任されています。そのため、入居希望の申し込みがあったり、契約となれば担当者がポータルサイトから削除できます。
◆他社から物件情報を収集している会社(客付け会社)…元付け会社から情報を取得して掲載している会社。オーナーや元付け会社は、入居希望があっても客付会社にわざわざ「申し込みが入りました」という連絡はせず、客付け会社が確認してはじめて契約状況が判明するため、物件情報を更新・削除するまでにタイムラグが発生します。
上記の不動産会社の種類を把握したうえで、2つのパターンをご紹介します。
まず1つ目は成約済みの物件を削除し忘れたケースです。「自社で管理していてすでに成約済みとなった物件を削除し忘れた」「リアルタイムの成約状況を把握せずにインターネット広告を掲載してしまった」というミスにより、おとり物件になってしまうのです。
各社システムも異なり、更新頻度も異なるため、自社システムで削除していても、数日はポータルサイトに反映されず、そのまま掲載されていることもあるのです。
2つ目は業界の構造上の理由でどうしても発生してしまうケースです。
各ポータルサイトや不動産公正取引協議会の規定では、この掲載物件の情報更新頻度は1週間と定められていることから、最大1週間は気づかずに掲載を続けてしまうことになります。そのため、実際には入居申し込みがあったとしても情報が共有されず、あらためて物件確認をしたらすでに決まっていた、ということが発生してしまうのです。
※掲載している物件の募集がまだ行われているかどうかを、客付会社から元付会社にすることを、「物件確認」といいます
「特に1月から3月の繁忙期は、数分前まで募集していた物件にタッチの差で入居申し込みが入ってしまうことがよくあります。そのため店頭で『この物件、決まってしまったんですよ』といわれたとしても、借り手の立場では、悪意によるものなのか、ミスなのか、構造上のものなのか、見分けたり、見極めたりするのは非常に難しいといえます
では、おとり物件にまどわされずに、理想の部屋と出合うにはどうしたらいいのでしょうか。お部屋を探している人ができる4つの見極め方と、1つの対処法をご紹介します。
不動産会社にメールや電話で問い合わせをしたときに、「物件の募集が終了したら知らせてほしい」とあらかじめ念押ししておきます。募集が終了していれば来店しない、見学しないという気持ちをしっかりと伝えて、「この物件が気に入っているから見学したいんだ!」という姿勢を見せておくのです。
また、内見の約束をしている当日の朝に、問い合わせた物件がまだ募集しているかどうか確認する手も有効です。
この方法であれば希望物件をその日にきちんと見学することができます。
不動産会社の店頭に来店後にお部屋の内見をするのではなく、物件の現地で集合し、内見の待ち合わせをしておけば、「すでに決まってしまった」という状況にならずにすみます。
ただし現地集合で道に迷ってしまう可能性もありますし、周辺環境などのガイドを受けることはできません。
また、店頭で他のおすすめ物件の提案を受けられる機会を失ってしまうので、注意も必要です。
同じ部屋を複数の会社が取り扱っている場合、1社に問い合わせてみて、不安になるようなやりとりであれば、別の不動産会社に問い合わせしてみてもよいかもしれません。
ただし、複数人のスタッフの時間をとることになるため、モラルとしてはあまり良い手段ではありません。
問い合せのたびに会社を変えるのではなく、案内してくれる会社を絞り、担当者と信頼関係を築く方法もあります。時期を区切らずよい部屋に出合いたい人や、ていねいに、満足いくお部屋探しをしたい人におすすめです。
ただし、期間や時間が必要になるため、「○月末までに引越し」などの期限が決まっている人は使えません。
好条件の部屋や希少価値の高い物件は、インターネットに掲載されるとすぐに入居申し込みが入ります。
特に部屋探しをする人が増える1月~3月は希望者が集中するため、一段と競争が激しくなります。まずは不動産ポータルサイトなどでしっかりと情報収集と検討、リサーチを行い、自分の希望条件をクリアにしておきましょう。
また、物件見学をするときは「その物件があいていれば絶対に契約する」と気合いを伝えておくと、不動産会社の担当者も親身になってくれます。
特に繁忙期は即決する人が多いので、早め早めに行動するとともに、不動産会社を味方につけるとよいでしょう。
申込状況がリアルタイムに情報共有されない不動産業界の構造上、生まれてしまうことがある
内見前に「募集が終了したら教えてください」と伝えることで、無駄足を踏まなくて済む
物件見学後はすぐに申し込みをするなど、スピード感をもって決断することが大切
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2024年09月10日
物件の築年数が古くなると、設備の古さも目立ちます。壊されているわけではなくまだ、十分に使用できるものであっても
最新設備との性能の違いは一目瞭然です。
今使用している設備が明らかに故障しているとわかる場合には、交換もやむ負えないでしょう。問題となるのは、
故障はしていないけれど設備が古いのが気になるので、新しいものに交換してほしいという入居者からの要望です。
こんな時、大家さんはどこまで入居者の意見を聞き、受け入れるべきなのでしょうか?
結論としては、古いからというだけで、大家さんが設備を交換する必要はありません。その理由と、交換を検討すべき状況に
ついて以下で説明していきます。
賃貸物件は、築年数や設備などのグレードに応じて賃貸を設定しており、入居者もそれを
承知しているうえで賃貸契約を結んでいます。そのため、グレードを上げるための設備交換をお断りする事には何の問題もありません。
ただし、設備の交換を断ることで入居者との間にわだかまりができ、退去につながることもります。
よほど立地が良く入居希望の多い物件では問題ありませんが、そうでない物件であれば設備を一新して入居者の満足度を高めるのも一案でしょう。
特に、長期にわたって居住している入居者の意向には慎重な対応が求められます。
また、大家さん側での交換はできないけれど入居者がどうしてもいうときは場合には、入居者負担で交換してもらうという方法もあります。
2020年4月、民法改正により第611条賃借物の一部滅失等による資料の減額等の内容が賃料減額請求制度に変更されました。
賃借物の一部が故障により使用できなくなった場合、入居者に過失がなければその分の家賃を減額できるというものです。
日本賃貸住宅管理協会が作成したガイドラインでは、ガス給湯気の故障によりガスが使えない場合、4日目から日割りで10%家賃が減額されます。エアコンが作動しない場合は4日目以降、1か月あたり5000円の家賃減額となります。
設備に関して不調の訴えがあった場合には、早めに現地を確認し、故障によって家賃が減額になる前に、修理・交換をするようにしてください。
例えば、エアコンの設備費用は、14畳までの広さであれば1万円前後が目安となります。ただし、2階以上の階でベランダがない
物件の場合には別途室外機の壁掛け工事が必要です。足場の有無によって、かかる費用は異なります。
配管の化粧カバーは、必須ではありませんが野外の場合はカバーをすることで配管の劣化防止にも繋がります。
長さ2~3メートルで5000円程度です。
このほか、電圧を切り替えたり、ブレーカーを交換したりする必要がある場合には電気工事が必要です。
費用としては数千円から1万円程度です。ベランダがあれば、エアコン本体、標準取付工事2万円程度で設置できると考えていでしょう。
築数年がたち建物が古くなると、入居者から壊れていない設備の交換を求められることも出てくるでしょう。
そんな時、入居者の要望に応えるべきなのか、どのように立ち回るべきなのか、大家さんとしてこの記事を参考にご一考
いただければと思います。
基本的には、その時のタイミングや状況、費用対効果に応じて判断することになりますが、入居者負担で設備を交換する際は
残置物が後々トラブルの元になることも少なくありません。退去時取り扱いについて、費用負担なども含めきちんとルールを定めて
置くことが大切です。
y
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2024年09月09日
室内の湿度の変化をおさえ、部屋を足元から暖めてくれる床暖房。
乾燥が抑えられ、お手入れも簡単!更に騒音対策としても有効だってご存じでしたか?
子育て世代のみならず高齢者や身体の不自由な方と同居されている場合には、ぜひ床暖房を検討してみてください。この記事では、床暖房のメリット・デメリットに加え、種類や効果的な使い方をご紹介します。
床暖房とひとくちに言っても「どんな種類があるかわからない」「電気代が高いんじゃないの?」と疑問の方にぜひ読んでいただきたいです。
まず、床暖房は大きく分けて「電気式」と「温水(ガス)式」の2種類があります。それぞれどんな特徴をまとめました。
電気式は、床下に張り巡らせた電熱線のヒーターに電気を通し、床を温めます。ヒーターはフローリング材の下に張られており、その下には断熱材や下地が敷かれています。その一方で、温水(ガス)式と比べて温まるまでに時間がかかるといったデメリットがあります。ひと月あたり約2,800円〜6,100円の電気代がかかります。
温水式と比較すると月々の費用がやや高い傾向です。日本では最も馴染みのあるタイプで、場所による温度ムラができにくいメリットがあります。頻繁に電気のON.OFFがある場合は、電気式がいいでしょう。電気代が心配という方は、深夜に蓄熱しておくタイプがおすすめです。
温水(ガス)式は電力でお湯を沸かす「温水式電気床暖房」、ガスでお湯を沸かす「温水式ガス床暖房」の2種類があります。電気式よりも新しいタイプで、温まるまでの時間が早く、維持費が安いのが特徴です。
では、実際に床暖房付きの賃貸を借りた場合はどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で見ていきましょう。
床暖房は床で暖められた空気が上昇するため、部屋全体を暖めてくれます。エアコンで頭がぼーっとするのは、上に空気がたまったままになるためです。
床暖房は下からの暖まるので頭がぼーっとしにくいメリットがあります。読書や勉強などにぴったりなので子どもの勉強部屋に取り入れたいですね。
冬場にエアコンをつけていると肌や空気の乾燥が気になります。寝起きの喉がガラガラだったり風邪をひきやすかったりしますよね。
床暖房はエアコンのように大きな気流をつくりません。そのため、エアコンよりも空気を乾燥させにくく、肌からも水分をあまり奪わないのです。
風が直接体に当たることもないので、だるさを感じにくいのもメリットです。乾燥肌や冬場に喉が枯れやすい方におすすめなのはもちろん、加湿器の出番も減るのでその分コストも浮くでしょう。
メリットの多い床暖房ですが、一部デメリットもあります。どのようなものがあるのか、以下で見ていきましょう。
エアコンなど他の暖房器具に比べて、床暖房は光熱費がかかりやすい傾向にあります。特に電気式の床暖房は温水(ガス)式の床暖房に比べてランニングコスト(維持費)が高いです。、オール電化やエコキュートを取り入れている賃貸であれば電気代が抑えられるでしょう。
その点、温水(ガス)式の床暖房は循環水を使って床を暖めるため水道代もあまり変わらず、安い料金プランに入ることで光熱費を下げられます。
思ったより光熱費がかからないこともあるので、候補のお部屋が決まったら事前にいくらかかりそうか確認してみましょう。
低温やけどは、44~50℃程度の温度に長時間触れることで起こるやけどです。床暖房はちょうどこの温度に近くなりやすく、うっかり寝落ちてしまったりすると低温やけどをしてしまうことがあるので注意が必要です。
暖かいからと乳児をそのまま床暖房の上に寝かせていたり、ハイハイ中の子どもをずっと放っておいたりすると、知らないうちに低温やけどをしてしまうことも。対策としては、40℃前後で温度を安定させられる温水(ガス)式の床暖房を選ぶとよいでしょう。
実際に床暖房を使うとき、より効果的にお部屋が温まる方法がいくつかあります。以下でその方法を見ていきましょう。
このように家具の置き方を工夫することが大切です。カーペットや脚のない家具(床面を隠す家具)は、床からの輻射熱や熱伝導をさえぎるため床暖房の効果を減らしてしまいます。
効果を最大限発揮させるためには、カーペットは敷かず、床をあまり隠さない脚付きの家具を置くようにすると効率的にお部屋を暖められます。
床暖房はスイッチを入れてから部屋が温まるまでに時間がかかりがちです。とはいえ、設定温度を上げると光熱費がかさみ、低温やけどもしやすくなってしまいます。
そこで、最初はエアコンやファンヒーターも併用して部屋を暖めるのがおすすめです。床暖房は一度温度が安定すると省エネ運転に切り替わることが多く、最初に他の暖房器具も使って一気に部屋の温度を上げてしまう方が、光熱費も節約できます。
特に石油やガスを使ったファンヒーターはすぐ熱風を送ってくれるうえ、エアコンと違って下から暖めるので、床暖房との相性も抜群です。
この記事では、床暖房の種類やメリット・デメリットに加え、効果的な使い方についてもご紹介しました。「憧れの暖房器具」というイメージも強い床暖房ですが、種類や使い方を選べば、思ったより安いコストで使えることも。
引っ越したい地域やご家族のライフスタイルを踏まえると、床暖房付きの賃貸に住む方が良い場合もあるでしょう。家族で暮らす賃貸物件をお探しの際は、ぜひ床暖房付きのお部屋も探してみてはいかがでしょうか。
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2024年09月06日
賃貸管理でよく起こるトラブル事例と対処法を解説!!
騒音やペット無断飼育など、近年増加傾向にあるトラブルが発生した場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
賃貸管理で起こりうるトラブル事例の対処法!
・ペットがNGな物件で入居者がペットを飼っていた場合明け渡しを求められるのか?
契約書の禁止条項に該当しても、必ず解除可能とは限らない!
賃貸契約を解除するためには、単に契約違反というだけでなく信頼関係の破壊という要件を満たす必要があります。
しかし、ペットが家族の一員という認識も社会に広がりつつある現在、ペットの無断飼育が信頼関係の破壊に該当するとは言い切れません。
裁判では、ペットの種類、頭数、飼育の実態、契約違反の悪質性、物件や近隣へ具体的にどのような損害が発生しているか等の
具体的な事情を考慮して、契約の解除が相当な事案かどうか判断されます。
・上階住人の足音が響いてうるさいから強く注意してほしい
事実確認、発信源の特定、対応方法の検討は慎重に!!
入居者が受忍限度を超える騒音を発している場合、直ちに騒音を止めるよう求め、程度によっては契約解除、建物明渡請求を検討する事があります。
しかし騒音トラブルの対応方法は慎重に考えなければなりません。人によって音に対する敏感度合いは様々で、被害を訴えている方の
話を鵜呑みにすると、客観的な状況を掴み損ねる恐れがあります。
また、マンションにおける音の伝わり方は単純ではなく、音のする部屋とは全く違う部屋が発信源という場合もあります。
そのため、不用意に犯人と決め付けて厳しく注意してしまうと、余計なトラブルを招くことにもなりえます。
・家賃滞納
家賃滞納も近年増えているトラブルです。一時的に払えない、もしくは必ず払う意思がある場合は待ったほうがいいこともあります。
しかし、明らかに払う意思がなく開き直ってる場合早い対応が必要です。
まずは、電話や催促状、請求書の送付、訪問などで支払いの交渉をしましょう。それでも、応じない場合は、連帯保証人に連絡をして
督促状を送付します。
このような交渉をしても家賃滞納が続くようであれば、強制退去の法的手続きをとるしかありません。
・汚部屋
報道番組でもたまに特集が組まれるような、賃貸物件が汚部屋になってしまうトラブルも少なくありません。
近隣入居者から異臭がする、ゴミがベランダまであふれているなどの、クレームで発覚することが多いトラブルです。
場合によっては、フローリングや壁の腐食、室内設備の故障などのトラブルに発展します。
ただし、たとえゴミであっても入居者の所有物になります。
大家さんであっても勝手に捨てることはできません。そのため、〇〇日までにごみを処分してください、期日までに対応がなければ処分並びに
賃借契約解除を行いますなどの、内容証明郵便を送りましょう。
内容証明を送ってもごみを処分する権利はありませんが、合法的に対応をすることが可能です。
・家賃の値下げ交渉
入居を検討している人や長年住んでいる入居者は家賃の値下げを交渉してくる場合があります。
この場合、家賃を下げる気はないとしてもまずは検討している態度をとりましょう。そして、周辺の家賃相場や共用部分で劣化してる部分はないか確認しましょう。
家賃相場と、同党だったり、設備や共有部分に不具合がなかったりするのであれば値下げの必要はありません。ただし、
設備に不具合があったり管理がずさんだったりするとクレームになってしまうことがあります。
日頃から、値下げ交渉に繋がらないようにきちんと対処をしておくことも大切です。
まとめ
賃貸管理は、文字どおり事業の経営です。
大切な自分の資産を活用して事業を行うのですからまずは賃貸経営のメリット・デメリットの理解に努めましょう。
そして、管理会社任せ、人任せにせず、事業計画を入念に立てて見通しを付けたうえで、賃貸経営をスタートしましょう。
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2024年09月05日
他の自治体のお手本になりそうなこの取り組み、大牟田市都市整備部建築住宅課の今福信幸さん、西山妙佳さん、NPO法人大牟田ライフサポートセンターの牧嶋誠吾さん、三浦雅善さんにお話を聞きました。
福岡県大牟田市は、かつては炭坑節でも知られる三池炭鉱が栄え、1960年代には20万人以上の人でにぎわう、日本の高度経済成長を象徴する街でした。しかし閉山と共に人口は減り、現在では多くの自治体と同様に、人口減少や高齢化などの問題を抱えています。
増え続ける空き家問題も深刻です。
大牟田市の今福さんによると、2019年に実施した調査では2912件の空き家が存在し、2016年からわずか3年で1138件も新たに空き家が増えているとのこと。現状のまま利用できる空き家が減少し、修繕が必要だったり利用が困難だったりする建物が増えていることがわかります。
大牟田市では、人口の減少とともに空き家の増加も問題になっている
一方、何らかの事情で住まい探しに困っている高齢者、障がい者、ひとり親世帯、外国人など「住宅確保要配慮者」と呼ばれる人たちも増え続けています。
これらの問題を解決しようと、大牟田市では、2012年から行動を起こし始めました。同年、住まい探しが困難な人たちの入居や生活をサポートする団体としてNPO法人大牟田ライフサポートセンターが誕生。翌2013年には、不動産関係団体や医療・福祉関係団体らと情報を共有し、円滑に居住支援を行うための場として「大牟田市居住支援協議会」が立ち上がりました。現在、協議会の事務局は大牟田市の建築住宅課と大牟田ライフサポートセンターが共同で担っています。
大牟田市では全国の取り組みと比べてもかなり早い時期から見守りや、空き家を居住支援に利活用するためのワークショップを行い、関係者間で問題を共有することが居住支援協議会立ち上げの素地となっていった(資料提供/大牟田ライフサポートセンター)
現在は大牟田ライフサポートセンターの事務局長であり、当時は大牟田市の職員だった牧嶋さんは、増え続ける空き家を住まいの問題を抱える人たちの受け入れ先として利活用できないか、と考えました。そのためには、まず空き家が「市内のどこに、どれくらいあるのか」の把握と「空き家の老朽状態の確認」をする必要がありますが、市の財政は厳しく、予算もなければ人も足りません。
大牟田ライフサポートの牧嶋さん(右)。かつては大牟田市職員として、住宅部局と福祉部局両方の仕事を経験したため、双方の仕事や考え方も理解した上で「居住支援とは暮らしの基盤を整えることで、決して箱だけを提供するものではない」と話す(写真撮影/りんかく)
そこで牧嶋さんたちは300人の民生委員(※)に協力を求めることを思いつきました。ところが、当初は相談しても「厚生労働大臣から委嘱され活動している民生委員は、自治体職員の下請けではない」「なぜ私たちがやらなくてはならないのか」と反対意見も多かったのだとか。
「日ごろから築いてきた人間関係を武器に『空き家利活用は地域の問題でもある』ということを何度も説明し、最終的には24校区の内、23校区に協力してもらうことができました。地域で支える認知症の取り組みなど、長期にわたる行政と民間(民生委員)の協働という土壌があったからできたのだと思います」(牧嶋さん)
※民生委員/厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行う。地域社会のつながりが薄くなっている現在、子育てや介護の悩みを抱える人や、障害のある方・高齢者などが孤立し、必要な支援を受けられないケースがある中、身近な相談相手となって、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役を務めている
民生委員たちは地域に精通しているので、地図を見ただけでどこに空き家があるかを把握していることも多い。この空き家調査でデータだけではわからなかった、市内の空き家の位置や数が明らかに(画像提供/大牟田市)
さらには、市内の高等専門学校の建築学科の先生に相談し、学生たちに空き家の老朽度調査を実施してもらえないかを相談。結果、かかった費用は民生委員に渡した蛍光ペン代と学生たちのアルバイト代を合わせて、約90万円でした。
この調査で得られた情報をもとに、牧嶋さんたちは本格的な空き家を利活用した居住支援に踏み出します。
2014年には、住宅確保要配慮者向けWEB情報システム「住みよかネット」を立ち上げました。入居を希望する人と空き家のオーナーをマッチングするだけではなく、入居してからの暮らしも見据えた「居住支援」の相談窓口へとつなげるものです。
「住みよかネット」では、空き家の所有者などから許可を得た物件情報を掲載。借りたい人や購入したい人が物件を探せるだけでなく、問い合わせることで居住支援の窓口につながる(画像提供/大牟田市居住支援協議会)
大牟田市の居住支援では、住宅の確保から入居支援まで、大牟田市居住支援協議会が窓口となりつつ、入居後の生活支援に関しては居住支援法人であるNPO法人大牟田ライフサポートセンターなどの支援団体が主となって支援していく体制をとっています。ここまでが住宅施策、と区切ってしまうのではなく、互いに連携をとり、必要なところを補い合いながら業務を分担しているところが特徴的でしょう。
「私たち大牟田市居住支援協議会は、空き家所有者と入居希望者を結びつける『仲人』です。オーナーに行政や福祉の窓口に相談にきた相談者の人となりを紹介しながら、現場でお見合いをしてもらいます。この、第三者が間に入るトライアングルの関係と運用の仕組みづくりが重要なんです」(牧嶋さん)
入居後も支援団体が間に入ることで、オーナーが直接対峙するのを避け、入居者に起こっている問題解決のための相談に乗ることができるわけです。
住宅確保の相談から生活支援までの流れ。「居住支援とは、ただ家を紹介するのではなく、空き家物件の確保から、入居サポート、さらには入居後の生活の支援まで、住宅と福祉、両方の支援が必要」だと、牧嶋さんは言う(画像提供/大牟田市)
住宅の確保には、空き家を提供するオーナーさんを継続して募集しています。
空き家を貸し出すことができれば、オーナーさんはその収入を建物の維持管理に充てることが可能。空き家のまま放置して劣化が進み、倒壊の恐れや相続の際のトラブルの原因になったりするリスクも減らせるので、オーナーさんにとってもメリットです。
オーナーさんから相談が入ると、市役所の建築住宅課の職員と大牟田ライフサポートセンターのスタッフとが一緒に現地に空き家調査に赴きます。
「大牟田市に空き家の相談が寄せられる件数は年間約80件ほど。オーナーさんの希望を聞きながら利用が可能か、取り壊さないと危険なのか建物状況を調査し、使用可能な場合は利活用の道をオーナーさんと共に相談していきます。行政職員が一緒に同行することでオーナーさんも安心して活用を検討できます」(大牟田ライフサポートセンター 三浦さん)
「調査に伺うと、家財道具の処分などを希望されることもあります。市としては特定の会社を紹介することができませんが、NPO法人である大牟田ライフサポートセンターなら直に紹介できるので、オーナーさんも、市としても助かります」(大牟田市 西山さん)
大牟田市職員の西山さん(左)と大牟田ライフサポートセンターの三浦さん(右)(撮影/りんかく)
大牟田市では、居住支援を行う際、相談に来る人たちに必ずお願いしていることがあります。それは、居住支援協議会の事務局である大牟田市の職員と大牟田ライフサポートのスタッフ以外に、メインとなる支援者をつけること。最初の相談時点で支援者が誰もいない場合は、支援団体への紹介も行っているそうです。
また、大牟田市においては近年、ひとり親世帯、特に母子家庭の困窮者が目立つと言いますが、住まいに困っている人の事情はさまざま。単純に高齢者の問題、低所得者の問題、といったように分類して区切れるものではありません。
「住まい探しだけに困っているケースはごくわずかです。多くの場合、仕事やそれに伴う収入、医療・介護の必要性など、さまざまな問題が複雑に絡み合っているため、よくよく話を聞くと、その人に必要なのは住まいではなく、生活に紐づく複数の問題だったりします。
現場でメインとなる支援者とは別に、私たち大牟田ライフサポートでは、面談を通じた適切なアセスメント(その人自身や周りの人、環境に及ぼす影響を把握すること)によって、相談内容の本質はどこにあるのか、必要な支援は何かを見極めるのです」(牧嶋さん)
住まい探しの相談にくる人は、住まいだけでなく、さまざまな問題を抱えている場合が多い。相談者ごとに本当に必要な支援をしていくため、居住支援協議会以外にメインとなって支援をしていく団体をつけるようにしている(資料提供/大牟田ライフサポートセンター)
大牟田市の住宅部局と福祉が連携をとって、居住支援を押し進める事ができるのは、以前から協働の土壌があったことが大きいでしょう。さまざまな分野の人が集まって福祉的視点からの空き家利活用などについて話し合うワークショップを開催するなど、コミュニケーションを重ねてきました。
「民生委員だったり、地域の住民だったり、民間の企業とも関わっていく必要があります。居住支援を広げたいと考えるときも、最初の一歩は現場で属人的な関わりをきっかけに動いていくことが大事です」(牧嶋さん)
そして、今後改善すべき点を聞いたところ、間髪を入れずに「運営費です!」との答えが返ってきました。
「基本的に、お金にゆとりのない人を支援の対象者にしています。既にある制度に則った支援には補助金がつきますが、NPO職員の人件費など、運営費を確保していくのも大変だということを基礎自治体にもっと知っていただきたい。居住支援は行政サービスの一環だという認識がもっと広まってほしいと思います」(牧嶋さん)
居住支援だけで事業を成り立たせるのは至難の業。継続的な支援のための運営費を確保していくことが大牟田市のみならず、居住支援の現場の課題といえそうです。
大牟田市都市整備部建築住宅課課長の今福さん。牧嶋さんと一緒に長年大牟田市の住宅施策、居住支援を推し進めている
空き家をセーフティネット住宅として活用していくことは、国としても目指しているところです。しかし、うまく推し進められている自治体はまだまだ多くはありません。そんな中で、大牟田市は非常にうまく、住宅と福祉が連携している例と言えます。
300人もの民生委員が空き家調査に動いたり、市の職員とNPO法人が常に一緒に活動を行う大牟田市の居住支援は、常日頃から良好な人間関係を築いてきたからこそ。大牟田市の協働の姿勢は、他の地域にも参考となるヒントがいろいろとあるのではないでしょうか。
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2024年08月29日
最近は日用品だけでなく、延期代も上がってきており大変ですよね。
今の賃貸住まいから、新築戸建てに引っ越しする際には、住宅ローンも心配、電気代も削減したい!と思う方が多いでしょう。
今回は戸建てに引っ越した時に電気代を安くする方法をお伝えしていきます。
新築に住んでから電気代が掛かって仕方ないと後悔しないように、今回の記事を参考にしていただきたいです。
賃貸住宅では断熱性がほとんど考えられていないのが現状です。
例えば、窓サッシの多くが単板ガラスのアルミサッシになっており、余計にエアコンを動かせることになり、電気代が上がる要因になります。
給湯もガスが多く、光熱費全体で考えるとオール電化にするだけで圧縮できるコストが多くあります。
このように、一般的な賃貸では、必然的に光熱費がかかりやすいようになっています。
オール電化の場合は、時間帯別契約を採用する方が多いですが、深夜の時間帯は電力単価が安くなる代わりに、昼間は比較的高い単価になります。
太陽光発電は昼間、発電した電気を自家消費するため晴れていれば単価の高い時間帯の電気を買わずに生活できるメリットがあります。
断熱性を上げることで、冷暖房の効きをよくする、必要以上に設定温度を上げなくても快適に過ごせることから、冷暖房にかかる電気代を制御できます。
また窓のグレードアップも重要です。
家の熱は窓から出入りする割合が多く、窓性能江尾見直すだけで室内の温熱環境は大きく違ってきます。
ZEH住宅では、断熱以外に、給湯器・冷暖房・照明器具なども省エネ性の高い機器を採用するため、普通に暮らしていても必然的に
エコな生活ができるようになっています。
一軒家のほうがマンションなどの集合住宅よりも光熱費が高くなるのは、どのような理由が関係しているのでしょうか?
マンションやアパートよりも、専有面積が広いことで、空調などの消費電力が大きくなる点が挙げられます。
それに応じてエアコンや照明などの電気設備が増え、それらを同時に使用する頻度も多くなります。
2階建てや3階建ての一軒家はワンフロアの集合住宅と違い、空調効率が下がりやすいのも特徴です。
そのため、マンションと同じような生活をしているつもりでも、電気料金に差がついてしまいます。
契約する電力会社によっては、契約アンペア数によって基本料金が変わることがあります。
アンペア数とは、簡単に言えば同時に使用できる電気量の最大値の事です。一般的に、契約アンペア数が大きくなるほど基本料金は高くなります。
アンペア数が大きければ、消費電力の大きな家電を1度に使ってもブレーカーが落ちる必要がありません。
そのため、複数の家電を同時に使用することが多い一軒家では、集合住宅よりも大きなアンペア数に設定されている事が多く、
基本料金の時点で高くなってしまうケースがあります。
・一軒家の光熱費は集合住宅よりも高くなる傾向がある
・電気代とガス代は住居人数が増えるほど高くなる傾向がある
・家の広さや構造、性能によっても光熱費に大きな差が出る
・省エネ・エコ住宅なら一軒家でも光熱費を抑える事が可能
・省エネ性能の高い家づくりでは施工会社選びが大事
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2024年08月28日
探し方や騒音トラブル対策、家賃補助制度についてご紹介します。
結婚や出産を機にマイホーム購入を検討する人もいれば、賃貸住宅で子育てをする世帯もあります。
賃貸住宅での子育ては、良い面もあれば気を付けなければならない点もあります。
今回は、子育てしやすい賃貸住宅の探し方や、騒音トラブル対策などついてご紹介します。
賃貸住宅に住むメリットは、ライフスタイルの変化に応じて住み替えがしやすい点が挙げられます。
子供が小さいうちは、家事と子育てがしやすい間取りを選んだり、子供の成長に合わせて子供部屋を確保できる物件に住み替えたりと、状況に応じて住む物件を選ぶことができます。
また、賃貸のほうがマイホームを購入するよりも初期費用が抑えられる為、家計のやりくりがしやすい点もメリットといえます。
デメリットとしては、騒音によるトラブルに繋がりやすい点が挙げられます。
子供が室内で走りまわったり、泣いたりしたときの生活音が原因となり、近隣の世帯に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そのため、騒音対策が必要だと言えます。
一人暮らしや大人だけの引っ越しとは異なり、子育てに向いている賃貸住宅を探す際は、いくつかポイントがあります。
子育てしやすい環境としては、近くに子供が遊べる公園がある、保育園や小学校が近くにあるといった点がポイントになります。
公園は外から中の様子が見えるような見通しのいい方が、安心して子供を遊ばせられます。
自治体が独自で行っている、子育て世帯向けの支援制度も有無も住むエリアを決めるときはチェックしましょう。
医療費助成や、学用品費の助成などを行っている自治体もあります。
・1階や階下が共用部分の部屋
・防音性に優れた構造
・和室のある間取り
・収納スペースに余裕がある
・モニター付きインターホン、オートロックの物件
特に子供が小さい場合は、足音や生活音が響きにくい1階が適してるでしょう。
災害がおこったとしても1階であればすぐに外に避難できます。子供の出す声や音が気になる人は防音性に優れた鉄筋コンクリート造の物件を選ぶのもおススメです。
和室で使用される畳はクッション性が高く、足音を吸収してくれる効果も期待できます。
万が一、子供が転んでしまっても衝撃を吸収してけがを防いでくれます。
収納スペースは多い方がいいでしょう。ベビーカーや自転車を室内に置く場合は、広い玄関がおすすめです。
子供の防犯対策として、セキュリティーもある程度しっかりした物件だと安心です。誰かが訪ねてきた時のためにモニター付きインターホンやオートロック付きの
物件を選ぶのもいいでしょう。
子育てをする際に課題となるのが、子供の泣き声や生活音などの騒音トラブルです。
子供は足音が大きくなりやすく、ソファやベッドから飛び降りたり、室内で走り回ったりと、近隣の住居に音が伝わりやすい傾向があります。
騒音トラブルを避けるための対策としては、防音性に優れた物件や、クッション性の高いフローリングやカーペット敷を採用した物件を選ぶことです。
住んでからでもできる対策としては、愉快防音マットを敷いたり、遮音カーテンを設置したりする方法があります。隣室と接している壁がある場合は、壁に背の高い家具を設置すると、ある程度の防音効果が期待できます。
ファミリー向け賃貸は広い分、家賃も高くなりがちですが家賃の一部を補助してくれる制度を利用するのもおすすめです。
特定優良賃貸住宅は、全国すべての地域にあるわけではありませんが、各自治体が定める条件を満たした世帯は、毎月家賃補助を受ける事ができます。
入居者は契約家賃から助成金を差し引いた額を支払いますが
敷金や管理費などは助成金の対象外となるケースが多いです。住みたいエリアに特定優良賃貸住宅があるかどうかは、自治体のホームページなどで確認しましょう。
独立行政法人である都市再生機構が管理する賃貸住宅で、礼金や仲介手数料、保証人、更新料がかからないといった特徴があります。
対象物件は限られますが、どちらの制度も先着順となっているので、興味のある人は住みたいエリアにあるかどうか調べてみるといいでしょう。
子供が、安心安全に暮らせるように、物件の構造や間取りをよく確認することが大切です。
子育て世帯には、制度などありますので上手に利用しましょう。
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2024年08月27日
皆様がお住いのマンションには、雨戸がついていますか?
お住いの地域へ台風が近づいてきた時に、ご自宅のマンションに雨戸がないことに気づいた方も多いのではないでしょうか?
台風上陸の多い日本では、安堵桃山時代の書院造りから雨戸が取り付けられ、家屋を守ってきた歴史があります。
今回は、雨戸の無いマンションやアパートにお住いの方に向けて、事前にできる台風対策と手順をお伝えします。
1番の理由は、雨戸落下の被害を防ぐためです。雨戸は建物の外側に取り付けられる為、台風などの風圧により、外れて飛ばされる可能性があります。
平屋や、一戸建てと違い、回数のあるマンションでは高層階から雨戸が落下すると、周辺の家屋などに損害を出してしまったり、歩行者に落下してしまう可能性が
あり大変危険です。
また、マンションの窓の作りは2重サッシや強化ガラスなど、雨戸が無くても大丈夫なように頑丈になってます。
雨戸がないマンションやアパートであっても、よほど大きな台風が直撃してこない限りは、特別に対策が必要なわけではありません。
そうはいっても、雨戸がないと、外から飛んできたものでガラスが割れてしまうなど、台風が来る際には不安もありますよね。
台風が心配な方のために、賃貸マンションでできる対策をご紹介いたします。
窓にガムテープを張るとどうしても見た目が悪くなりますし、台風のたびに取り付けるのは大変ですよね。
ホームセンターに売っている、飛散保護フィルムであれば、目立ちませんし、一度貼り付けてしまえば、万が一ガラスが割れた場合に飛び散りませんので安心です。
飛散防止フィルムは、ガラスの飛散防止にプラスして、遮熱、断熱、UVカットや目隠しなどの効果付きフィルムになっているものも多く、台風対策も兼ねて
気になる方はチェックしてください。
万が一ガラスが割れてしまっても、室内へガラスの破片が散らばる前にカーテンが守ってくれます。
突っ張り棒をカーテンの室内側、下から4分の1程度の場所に取り付けましょう。
こうしておくだけで、カーテンが飛び散ったガラスを受け止めるガードの役割を果たしてくれますので、家族や自分が誤ってガラスを踏んでしまう事もありません。
窓の外から段ボールをあてて、その上からガムテープなどで補強することで、ものが当たって窓が割れることを防いでくれます。
ご自宅の窓ガラスが薄いと感じている場合は、補強して台風に備えておくと安心です。
雨戸がついていない場合、ベランダやバルコニーに置いてあるものが窓ガラスにぶつかる場合もあります。
物干しざおは取り外して床に置いておき、室外機も倒れる心配がある場合は、ロープで固定しておくとよいでしょう。その他ハンガーや、スリッパ、植木鉢
など、ベランダから飛んだり倒れたりするものはすべて室内に避難させておきましょう。
ベランダの排水溝の掃除もこの際いいかもしれません。
台風でゴミなどが飛んできて、詰まってしまうと雨が流れず、最悪の場合、自宅や階下の住居に漏水してしまう事も考えられます。
普段から防災対策をしていきましょう!
こちらで紹介してきたような台風直前にできる対策も大切ですが、実際に台風が来れば停電などによりインフラの混乱が起こる可能性もあります。
普段から防災意識を高めて懐中電灯などの防災グッズや予備の食料、電池を用意しておくなど、万が一に備えておくことが大切です。
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