株式会社Y's upの建設業ブログ

工事前の近隣挨拶は必要?

塗装工事前の挨拶は必要??

特に外装塗装の際は作業中の音や、匂いなど、近所へ配慮するべき問題があります。

せっかく自宅がきれいになっても、思わぬ近所トラブルに繋がっては気持ちよく住めません。

そこでこの記事では外装塗装にまつわる近所トラブルを事前に防ぐポイントを解説します。

 

 

外壁塗装の前に近所への挨拶は必要

外壁塗装の前には塗装業者が近所へ挨拶をするケースが多くあります。

しかし、これも必須ではないので、事前に塗装業者に挨拶周りの有無を確認しておきましょう。

挨拶周りは塗装業者に任せても問題ありませんが、施工主も一緒に行くのがお勧めです。

 

外装塗装前に挨拶をしないことでトラブルになるケースも

 

外装塗装はどのようなケースのトラブルが起こりやすい?

・塗料や水の飛散

外装塗装工事前には、平面の汚れを落とすために高い水圧で洗浄を行います。

この際の水しぶきが近所の家に飛散する可能性があります。また、スプレーを使った塗装の最中に塗料が飛散してしまうことも

あるでしょう。

もちろん、周りに塗料が付かないように養生というものをやります。

養生により、不必要な部分に塗料が付着することを防いでいます。

 

しかし当日の天候によっては予想よりも遠くまで塗料が飛んでしまったり風の風向きによって思わぬところに水が飛んでしまったりする可能性もあります。

そのため、塗装のスケジュールを近隣の方と共有し距離や位置によっては洗濯物を干すタイミングを調整してもらう必要があります。

 

・足場の組み立てに伴う騒音

 

次に注意したいのは足場の組み立ての騒音です。

外装塗装工事では地面に立っただけででは手の届かない雨どいや2階まで行うのが一般的です。

そのため職人が安全に作業をするための足場を組む必要があります。

足場を組む際にどうしても工具の音が響いてしまうケースもあります。足場は全体の工程から見ると早い時間から組み始めることもあります。

そのため人によっては迷惑になる可能性もあります。

また、洗浄するときやスプレーを使った塗装をするときは、機械のエンジン音が響く事があります。一瞬であれば我慢できるかもしれませんが、長時間鳴り響いていれば気になる人もいると思います。

 

・塗料の臭い

塗装に使う塗料の臭いは種類にもよりますが、匂いもトラブルの原因になります。

塗装業者が使う塗料は、ペンキのようにいきなり壁に塗るわけではありません。塗料メーカー指定の濃度まで薄めてから

使用することが一般的です。薄める際にシンナーなどの溶剤を使う塗料が油性、水だけで薄めるものが水性と言われています。

油性塗料を使う場合に、臭いがどうしても発生してしまいます。

 

・工事車両の駐車

最後は、工事車両の駐車に関してです。

塗装する家の状況によっては道路に車を止めたり、足場が道路まではみ出たりすることも珍しくありません。

もちろん、必要に応じて工務店や塗装業者は警察署に道路の占有許可を届け出る必要があります。

実際に住んでいる人にとっては車の出し入れに迷惑になることもあります。

 

特に資材の搬入を行うことの多い朝は通勤などで車を利用する人も多いでしょう。

狭い生活道路では、場合によって資材運搬のトラックでほぼ塞がってしまうことも考えられます。

道路は地域に住んでいる人全員が使うものです。大きな迷惑を掛ける可能性もあるため、

事前にしっかりと挨拶をしておく事が重要です。

 

外壁塗装工事の前に済ませておきたい近所への挨拶方法

外壁塗装は塗装業者が行いますが、ご近所の協力がないとスムーズな施工は行えません。

そのためにも、挨拶はしっかりと行いましょう。

 

挨拶をする範囲とタイミング

挨拶をするベストなタイミングは外壁塗装の1週間前です。挨拶に行くのが早すぎると忘れられてしまい、遅ければ急すぎる印象を与えてしまいます。

挨拶をする範囲は向こう3軒両隣が基本的です。

塗装方法や周辺の道路状況によっても挨拶をする範囲は変わります。外壁塗装をすることが決まったら、塗装業者と挨拶が必要な範囲を相談してください。

 

挨拶の際に伝えておきたいこと

 

大きく分けて2つです。

・自宅の外壁塗装に協力していただく事

・工事の日程、期間

外壁塗装中は様々なトラブルが発生する可能性があります。トラブルを避けつつ、しっかりとした塗装をするためには、以下のような近所の協力が必要不可欠です。

音の出る作業の時は窓を閉める

塗料や水が飛散する可能性があるときは洗濯物を干さない

資材搬入のトラックが出入りするときは車を使うタイミングをずらす

また、トラブルが発生しやすい施工を知るためにも作業のスケジュールも伝えておきたいところです。

事前に近所の人とスケジュールを共有していくことでトラブルが発生する確率は大きく下がります。

・施工業者、ご自身の連絡先

施工業者の連絡先を伝えておくことで、何かあればここに連絡すればいいと安心します。

施工業者の連絡先と併せてご自身の連絡先も伝えておきましょう。

 

 

挨拶で注意するべきこと

早朝・深夜・食事の時間はさける

相手のライフサイクルに配慮した時間帯を選びましょう。一般的に家事や支度で忙しい早朝・深夜・食事の時間帯は避けた方が無難です。タイミングが合わない場合は平日ではなく土日に訪問するなどして可能な限り顔を合わせて挨拶しましょう。

 

まとめ

近隣挨拶で伝えること4つ

①工期の期間

②施工業者の名前と連絡先

③ご自身の連絡先

④工事の大まかな内容

⑤ご近隣の方へお願いする事

外壁塗装は自宅のメンテナンス作業ではあるものの、近所の方の協力が必要です。

長いおつきあいになるかもしれないご近所同士だからこそ、しっかりと挨拶をしてお互いに助け合えるようにしておきたいものです。